あのハエは、なぜあの小ささで、愛を交わす相手を簡単に見つけられるのか

カレー屋でチーズナンを食べてると、その匂いに釣られたのか「小バエ」がふらふら飛んできた。 よっぽどの存在感じゃない限り、僕は虫で騒がない。むしろこのぐらいは「来客現る」程度のもので、テーブルが賑やかになっていいくらいに思ってしまう。 僕が気…

「オカノマサシの弁明」

来月の18日に、イベントをすることになりました。 タイトルは「オカノマサシの弁明」です。 オカノマサシとは僕の本名なわけですが、そのタイトルから読めるように、僕が自らの罪を弁明するというイベントをします。 どんな内容かというと、内容は「ソクラ…

「かくかくしかじか」を読んで、恩師とどうやって巡り会うかを考える

マンガ大賞っていうのがあって、その今年の大賞に「かくかくしかじか」という漫画が選ばれたのだそう。 まあ、「選ばれたのだそう」なんて他人行儀に言いましたが、実は僕も、この漫画が大好きです。さきほど2日前に発売された最終巻をファミレスで読んでは…

泥棒に入られて気づいたこと。

うちに泥棒が入りました。 というわけで「お金が消えた!!」と交番に飛び込み、お巡りさんがうちに来て、そのあとに刑事さんと鑑識の人も来て、なんやかんや今日はいろいろと初体験の多い日になりました。 しかし、びっくりしましたね。財布あけたら空っぽ…

「ワンダと巨像」の物語は神話となった。

まえにfacebookに「ワンダと巨像」ってゲームのレビューみたいなものを書いたんですけど、それを、去年の暮れあたりに作ったブログに載せてたんです。 記事を書いても、facebookに載せてるだけだと行方不明になりますからね。だから、検索にも引っかかるし、…

かぐや姫の罪と罰。月とは、あの世のことであり、僕らもいずれ月へと帰る。

かぐや姫の「罪」は「地球にあこがれを抱いたこと」だという。 そして、その「罰」が、「地球に降ろされること」なのだという。 かぐや姫は月から来て、また月へと帰る。 月というのは「あの世」のことで、「あの世」から、この地球へ「生きるため」に、かぐ…

ブッダは瞑想なんかよりずっと大切なことを教えてくれた

実はブッダは、瞑想なんかしていないんじゃないか。 まえの自信がどうこうの記事の最後に「自分を測る」ということを書いたのですが、書きながら「ああ、これってヴィパッサナーのことかもしれない」と、ふと自分で気づきました。 (分からない人のために書…

タモリ

タモリ。 もう、この字の並びだけで僕は少し笑ってしまう。カタカナ3文字で「タモリ」。ああ、なんて圧倒的な存在感なのか。 このカタカナ3文字の衝撃は、「ブッダ」の衝撃に似ている。 もしくは「イエス」か、「アラー」か、「アダム」か・・・・・・。この「タ…

自信というのは「憑依」である。その3。自信に操られない生き方のすすめ。

「赤ちゃんになれ!」 これが、僕が昔「どうやったら自信ってつくの?」と人に相談を受けたときに答えたことだ。ただ実際は、こんなことは口に出すまで思いもしなかった。思いもせず、ただ出るに任せて言ってみたら、あとから考えても「僕って、いいこと言う…

自信というの「憑依」である。その2。催眠術師は、人の「自信」にはたらきかけ、人を操る。

催眠術師は、人の「自信」にはたらきかけ、人を操る。 僕は過去、催眠術セミナーのアシスタントをしていたことがある。いま思えば大変で、僕が催眠にかかる(本当は、かかってあげてるんだけど)と見るや、誰も見てないところで「あなたは私のいいなりになる…

自信というのは「憑依」である。自分の自信に振り回される人達。

「自信」というのは「憑依」と似ている。 ことを行い、うまくいき、自信がつく。 “つく”だなんて、なにが、どこに、どうやって一体ついているのか? それをよくよく考えていくと、なにやら「自信」というのは怪しいものだと思えてくる。 一般的に、自信は人…

跡を「つぐ」とは、己の中に獣を飼うことである

【嗣】 「嗣」は家の跡目をつぐこと、あるいは官位などの位を継ぐこと、またはその儀礼をあらわす。「嗣」は「口」と「冊」と「司」の組み合わせで、「冊」は儀礼の際にもちいる犠牲(いけにえ)の獣を飼っておく柵の形。その儀礼は犠牲を供え、祝詞(口)を…

考え尽くされた気もする、愛について

愛ってなんなんでしょうね。ちなみに僕は「愛とは忍耐だ!」と言って、よく無視されます。僕ごときが愛なんて語るのが、そもそもの諸悪の根元なのかもしれませんが・・・・・・ともかく僕は、愛とは「忍耐」だと思うのです。漢字で書くと、「忍ぶ」に「耐える」で…

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。 大晦日にも書きましたが、大晦日の夜から、僕は伊勢神宮(内宮)の初詣の列に並んでいました。 いろいろ不思議なもんです。鳥居の前に並ぶというのは。 鳥居を前に、一年の終わりとはじめの夜に、見ず知らずのみんなに溶け…

世界の“ゆがみ”から覗く、“ナニモノ”かの話

野武士にもし10万円わたしたら1 ‐ ニコニコ動画:GINZA 「おぎやはぎ」っていうコンビのお笑い芸人がいましてね。僕も好きなんですが、彼ら番組で「ホームレスに10万円を渡したら、1時間でなにを買うか?!」っていう実験企画があったのです。それで、お…

youtube版 「身近な妖怪とのつき合い方」

先日お知らせした「身近な妖怪との付き合い方」なんですけどね……。これがですね。僕はUstreamって言って、その様子をネットで中継する役をしてたのですけど、まあそれをするとカメラの操作から10秒遅れの配信動画と音声の確認やらをするわけですよ。イケメン…

「クラウド・アトラス」ネタバレレビュー。“この心の声が自分の声だと本当に言い切れるのか?”

あなたは悪魔に会ったことがありますか? 僕はあります。何度か見たことがあります。幽霊ではありません。悪魔です。 驚くべきことは、悪魔はあまり自分を出すことはしないのです。身をひそめては、この映画のようにゴチョゴチョと人の耳に何かを吹き込む。…

みんな子宮を持っている。

ふとテレビをつけると、中島みゆきのライブ映像がでましてね。 袖をめくりあげた白シャツにGパンの格好で、ライトにピカピカ反射する青いアコギを抱えていましてね。それで「地上の星」を、どこに寄りかかるわけでもない強い目で、それでいて正面からまった…

「ツァラトゥストラ」を僭越至極ながら語る

「ツァラトゥストラ」という本がありまして。僕は数年前に初めてこの本を読んだとき、それまでの読書で感じたことの無かった、ある体験をしました。一体どんな体験か・・・・・・というと、それは誰にでもある「感動」体験だったのですが、ただ一つ異質だったのは…

アレイスター・クロウリーはこう言った。地に足を着け魔術を考える。

もう10年以上も昔ですけど、魔術に関する本を読みあさっていた時期がありまして・・・・・・。って怪しいですね。まあ、人生で一番モテなかった時期だったのでそこは勘弁して欲しいのですが、ともかく人生経験も教養もなにも無いクセに、とりあえず意味も分から…

僕たちはなぜ出会い、そしてどこへ行くのか

なんか音がしたなと顔をあげると、遠くに靴が片っぽ脱げたおばあちゃんが倒れていました。「え?」と驚きつつも駆け寄って「大丈夫ですか?!」と、ちょっとドラマチックに声をかけると、おばあちゃんどうやら意識はあるようで、顔をこちらに向けるや「あの…

「身近な妖怪とのつき合い方」 本日13:30~生配信(ustream)

USTREAM: 大人の部室 8/16 13:30~配信 「身近な妖怪とのつき合い方」: 夏だ! お盆だ! 妖怪だ! 日常のすき間からぬるりと立ち上がる不思議な現象、それが妖怪。置いたはずのメガネがどこにも見つからないのも、急いでいる日に限って信号が全部赤なのも、梅…

ホドロフスキーのダンス・・・・・・肉体と魂を裸にするということ

Jodorowsky Presentación de La Danza de la ... かの知る人ぞ知る、ホドロフスキー氏のインタビュー動画。彼が真剣に裸なのは、魂も体も彼にとっては同じものだからなのだそう。つまり、いまの彼は魂も裸であると、そしてそんな時に「リアリティのダンス」…

にわか「悟り」の小っぽけな僕と神秘学の出会い

その頃の僕を知ってる人は少ないと思いますけど、22歳になったばかりの僕のあいさつは「悟りを開いちゃいました」というものでした。「どういう悟りを見たのかというと、この宇宙には『白』と『黒』というものがあってですね。例えるなら、右手が『白』なら…

ロビン・ウィリアムズを偲ぶ・・・・・・

昨日、「いまを生きる」の話をしたと思ったら・・・・・・。 CNN.co.jp : ロビン・ウィリアムズさん訃報、米大統領も追悼談話 なんだろう。僕が記事を書いてたときは、もう彼は死んでいたのだろうか。 思えば、彼のベストとも言える「いまを生きる」も「グッドモー…

映画「いまを生きる」の言葉を何度でも何度でも伝えたい

What will your verse be? - YouTube 「いまを生きる」という映画があって、僕はその映画が自分のベストだと言えるくらい好きなんです。見たことがないという人は、とくに若い人であればあるほど絶対に見るべき映画だと思うので今すぐTSUTAYAを襲ってでも見…

「ワンダと巨像」 ストーリーの超ネタバレ考察

ゲームは、禁足地と呼ばれる場所に、ワンダという少年が、ひとりの少女を馬に担いで訪れるところから始まります。この少女はどうやら死んでいるようです。長旅の末、その旅の目的地であろう神殿に到着したワンダは、その少女を人が1人横になれるほどの奇妙…

「思い出のマーニー」が癒やす“一族の呪い”とは? ネタバレレビュー

「思い出のマーニー」を見てきたのですが・・・・・・見終わった瞬間、「これ、リアリティのダンスと同じ話じゃん」とボンヤリしてしまいました。時代は・・・・・・僕はこの言い方が好きなので良く使いますが、時代は、いま“この無意識”を表象しようとどうやら躍起にな…

「アナと雪の女王」は、実は“ありのまま”を全力で否定している件 ネタバレレビュー

「アナと雪の女王」を見たのですけど、ちなみにこの映画を見た人は、見て一体なにを感じるのでしょうね。レリゴー、つまり「ありのままの自分」がフューチャーされてばかりのこの映画ですが・・・・・・。なにかこの映画を「女性が、抑えていたものを解放させるた…