ホドロフスキーのダンス・・・・・・肉体と魂を裸にするということ


Jodorowsky Presentación de La Danza de la ...

かの知る人ぞ知る、ホドロフスキー氏のインタビュー動画。

彼が真剣に裸なのは、魂も体も彼にとっては同じものだからなのだそう。
つまり、いまの彼は魂も裸であると、そしてそんな時に「リアリティのダンス」が起こるという訳なのだそうです。

現在公開中の映画「リアリティのダンス」で字幕を担当したかんなさんが訳をつけてくれてたのでご紹介。
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私には詩と映画には違いがありません
私には肉体が裸になることと魂が裸になることに違いがありません
という状態に今あります
嘘偽りなく体は裸になり、まったき詩である魂も裸になっています
これぞリアリティのダンスです

生活費を稼ぐための商業映画は作りたくありません
むしろお金を失うために映画を作りたい
別の創造的な仕事を探させるような映画を

私にとって映画は聖なるものです
何かに役に立ち、私たちの意識の扉を開け、
過去、現在、未来を繋ぐものでなければなりません
世界を救うために

もちろん私たちに世界は変えられません
でも変えることを始めることはできます
私に映画を紹介しろと言わないでください
すべては無限です
私の映画は、そのもの自身が語る存在です
あなたがたに私の誠意と真実を委ねます
この限りある棺おけが私の無限の魂が生きる場所なのです

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「むしろ、お金を失うために映画を作りたい」

これを見て、思わず声に出して吹き出してしまいました。
あまのじゃくというか、なんというか……

僕もこんな素敵なあまのじゃくになりたいなあと、思うのでした。。